蛍の夕べ

昨日鎌倉へ家族で食事へ行き、
散歩がてら小町通りをあるいていると
「早くしないと蛍の時間終わっちゃうぞ」
と、見知らぬ方に話しかけられた息子。
「蛍がいるんだって!どこだろう…」

きっとその方は、
息子がこんな時間に小町通りを歩いているので
蛍目当てで来たのだと思って声をかけてくださったのですね。

確か、八幡さまでそんなにイベントがあったような…
と八幡宮までいってみました。
はやる気持ちで息子が奥までかけていくと、
確かにもう終わりの時間らしく、
しかもかなりの列をなしており、
もうだめだね…と、残念そう。

じゃあ、明日来ようか。
蛍は暗くなってすぐの方が光るし、
終わり間際より早く来ようね。

と約束。

そして今夜、鎌倉八幡宮を訪れたのでした。

昨日よりは空いていて、夜風も心地よい。

少し列に並んで踏み入った池のほとりは、
蛍のやさしくも力強い光にあふれていました。

蛍が織りなす暗闇の奥行きの美しいこと。
蛍をはじめてみる娘も、
いた!と指差していました。

列を作っていた人たちも
神社だからでしょうか。
譲り合いながらゆっくりと
互いに優しく蛍を愛でるその空気がなにより
癒しの空間になっていました。

蛍はひとをやさしくしますね。

池のゾーンから出てくると、
ふわぁと、はぐれ蛍が夫の足元にからみつきました。
息子は感激。
北海道のキャンプ場以来、こんなに近くに蛍がきたものだから…
でも潰しそうで怖くてつかまえられない(笑)

私が幼いころは家の周りにたくさんいたので、
蛍の扱いに一番慣れているのはどうやら私。
そっと蛍をひろいあげ、息子の手にのせてやりました。

息子は大事そうに池に放しにいきましたが、
これまたどうしたらはなれてくれるかわからず(笑)

わたしが、こうするのよと、
軽くボールを遠投するように手を振らせると、
蛍は息子の手を離れ、闇に勢いよく飛び出し、
また、ふわ〜と飛んでいきました。

心から癒されて満たされた感じがしました。

例年より蛍も元気で多いなあ、
とおっしゃっている方の声が聞かれましたよ。



さて、帰りは誰もいない段葛を思い切り走ったり、
きゃっきゃと兄妹でじゃれたりして…
本当に彼らは段葛が好きです。
新しくなってから、より平坦になり、
車や自転車はもちろん通りません。
安心して歩けるのでわたしも好きです。

わたしは高校も鎌倉方面でしたし、
生まれながらに葉山住まいなので、
鎌倉が近いのは当たり前になっているけど、
幸せなことだなあと、改めて思いました。

Orie Onimaru ✴︎ ROOM 144

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