日影茶屋

秋の幸の白和え
虫かごのような覆いを取るとると
ここにも秋がいっぱい
うずらの卵はうさぎさん

日影茶屋は、我が祖母と祖父のおつきあい時代のデートの場所。
わたしの中では法事で少し贅沢なお食事をいただくお店。
娘のお宮参りの幸せな記憶。

だったのですが…

つい先日、大杉栄と伊藤野枝のエピソードを読みまして。
大杉栄が伊藤野枝に送った恋文がいかに
情熱的で美しくて彼女の心を揺さぶるものであったかというノンフィクションだったのだけど、
日影茶屋に滞在していた大杉栄が伊藤野枝を呼び寄せ、そこへ恋人の神近市子が来て修羅場!のあの有名なエピソードも出てきて。

知ってはいたけど、詳しい描写など読んでしまうと、
ああ、この二階で大杉栄と伊藤野枝が過ごしたのね♡
世紀のロマンスの舞台として
またグッと趣深くなるんだから、
秋っていいですね(違

その二階へ上がる階段の、
踊り場のぼんぼりがなんとなく色っぽい…

✴︎ Harmonia

鬼丸 織江 『ハルモニア』